こんにちは。川崎市多摩区中野島・登戸のピアノ教室、北島りえピアノ教室の北島理恵です。
「ピアノの練習、なかなかしてくれなくて…」。保護者の方から、よくいただくご相談です。今日から、そんな悩みを抱えている保護者の方に向けて、全6回の連載でお話ししていきます。第1回の今日、まずお伝えしたいのは、「練習しない」の奥には、子どもがまだ言葉にできていない気持ちがある、ということです。
目次
- 「練習しない」と悩んでいる保護者の方へ
- 「練習しない」の奥にある、子どもの気持ち
- 「練習しないこと」と「ピアノが好きなこと」は、別のお話です
- 中野島のピアノ教室で、私がいちばん大切にしていること
- 気持ちに目を向けると、おうちでの練習の見え方が変わります
- 次回のご案内
「練習しない」と悩んでいる保護者の方へ
せっかく始めたピアノだから、上手になってほしい。毎日少しずつでも練習してほしい。そう願うのは、お子さまを大切に思っているからこそですよね。
私自身も、3人の子どもを育ててきました。わが子がピアノに向かわない日は、「今日は弾きたい日じゃないんだな」と、その事実をそのまま受けとめてきました。声をかけることはせず、ただ静かに、ピアノに向かいたくなる環境を整えることだけを続けてきたのです。
そんな母として、そしてピアノの先生として、今悩んでいる保護者の方にお伝えしたいことがあります。
「練習しない」の奥にある、子どもの気持ち
レッスンで子どもたちと向き合っていると、「練習しない」という姿の奥に、いろいろな気持ちが隠れていることに気づきます。たとえば、こんな気持ちです。
- 今日は、ほかのことに心が向いている日
- 本当は、弾いてみたい別の曲がある
- 難しいところで手が止まって、どうしたらいいか迷っている
- 何から始めればいいのか、まだ自分で決めきれずにいる
- 学校や園でたくさんがんばって、少しひと休みしたい
- 「できた!」の手ごたえを、もっと味わいたい
どれも、子どもなりの一生懸命な気持ちです。大人でも、気持ちが向かない日や、やり方がわからない用事は、つい後回しにしてしまうものですよね。子どもも同じで、「練習しない」は、その日の気持ちが、ほかのところに向いているだけなのだと、私は受けとめています。
「練習しないこと」と「ピアノが好きなこと」は、別のお話です
「練習しないのは、ピアノが好きじゃないからかも…」と心配される保護者の方は、とても多いです。でも、レッスンで子どもたちを見ていると、この2つは、まったく別のものだと感じます。
おうちではなかなか練習しない子が、レッスンでは目を輝かせて鍵盤に向かい、「もう一回やりたい!」と言ってくれる。そんな姿に、私は何度も出会ってきました。ピアノが好きな気持ちは、練習の時間の長さでは測れません。
だからこそ、練習の量だけを見て「この子はピアノが好きじゃないのかな」と結論を出すのは、少しもったいないことなのです。ピアノへの思いは、ちゃんとお子さまの心の中にあります。
中野島のピアノ教室で、私がいちばん大切にしていること
私は、「ピアノを好きになってもらいたい」という強い想いを持って、生徒さんとレッスンをしています。
やらされる練習ではなく、自分から弾きたくなる気持ちを育てること。そのために、レッスンではお子さまの「今できること」「やってみたいこと」を一緒に見つけ、小さな「できた!」をたくさん積み重ねていきます。気持ちが動くと、子どもは自分からピアノに向かっていきます。
気持ちに目を向けると、おうちでの練習の見え方が変わります
「どうして練習しないの?」から、「今、どんな気持ちなのかな?」へ。見方を少し変えるだけで、親子の会話はやわらかくなります。
「この曲の、どこが好き?」「どこがむずかしかった?」と、練習の量よりも、お子さまの気持ちに耳を傾けてみてください。お子さまの答えの中に、次の一歩のヒントがきっと見つかります。
そして、「練習させなきゃ!」という思いは、どうぞ少しだけ手放してみてください。保護者の方の肩の力がふっと抜けると、その安心は、お子さまにもちゃんと伝わっていきます。
次回のご案内 「練習させなきゃ」を手放していい理由
次回は、「練習させなきゃ」を手放してもいい理由について、子どものやる気が育つしくみと一緒にお話しします。どうぞお楽しみに。
ピアノの練習のことで悩んでいる保護者の方、ひとりで抱えこまずに、どうぞ気軽にご相談ください。体験レッスンでは、お子さまの様子を見ながら、ゆっくりお話を伺います。
こんな関わり方も、レッスンで大切にしています。
