こんにちは。川崎市多摩区中野島・登戸のピアノ教室、北島りえピアノ教室の北島理恵です。
練習のことで悩む保護者の方に向けた連載、第2回です。前回は、「練習しない」の奥には子どもの気持ちがあること、そして「練習しないこと」と「ピアノが好きなこと」は別のお話だということをお伝えしました。今日は、「練習させなきゃ」という思いを、手放していい理由についてお話しします。
目次
- 「練習させなきゃ」と思うのは、愛情があるから
- 「させる」より「見守る」が、ピアノの「好き」を守ります
- 子どもは、保護者の方の気持ちを感じとっています
- 中野島のピアノ教室で、大切にしていること
- 手放したあとに、おうちでできる環境づくり
- 次回のご案内
「練習させなきゃ」と思うのは、愛情があるから
お月謝を払って通っているのだから、少しでも上手になってほしい。せっかく始めたのだから、続けてほしい。「練習させなきゃ」という思いの奥には、いつも、お子さまの成長を願う保護者の方の愛情があります。
だからこそ、その思いでいっぱいになって苦しくなっているなら、少しだけ荷物をおろしてほしいのです。
「させる」より「見守る」が、ピアノの「好き」を守ります
人は、自分で選んだことには、自然と力がわいてきます。反対に、どんなに好きなことでも、人から「やりなさい」と言われ続けると、だんだん「やらなきゃいけないこと」に変わっていきやすいものです。
大人でも、楽しみにしていた趣味を「毎日〇分やりなさい」と決められたら、少し気持ちが重くなりますよね。子どもにとってのピアノも、同じです。
「させる」から「見守る」へ。保護者の方が少し視点を変えて、関わりの角度を変えてみることで、ピアノは「やらされること」から「自分の好きなこと」へと戻っていきます。
子どもは、保護者の方の気持ちを感じとっています
子どもは、言葉よりも、そばにいる大人の表情や空気を、驚くほど敏感に感じとっています。保護者の方が「練習させなきゃ」と焦っていると、その焦りは、お子さまにも伝わります。
反対に、保護者の方がゆったりと構えていると、お子さまも安心して、自分のペースでピアノに向かえるようになります。安心は、何よりの土台です。
中野島のピアノ教室で、大切にしていること
「弾きたい」という気持ちは、誰かの役目として育てるものではなく、お子さまの中から、自然に芽を出していくものだと私は考えています。
レッスンでは、お子さまの「好き」や「やってみたい」に目を向け、小さな「できた!」を一緒に積み重ねていきます。おうちは、お子さまが安心してピアノに向かえる場所であってくれたら、それで十分です。気になることがあれば、いつでも一緒に考えましょう。
手放したあとに、おうちでできる環境づくり
私自身、3人の子どもを育てる中で、わが子がピアノに向かわない日は、声をかけずに、ただ静かに環境を整えることだけを続けてきました。実際にしてきたのは、こんなことです。
- ピアノのふたを、開けておく
通りがかりに、ふと音を鳴らしたくなる。ふたが開いているだけで、ピアノとの距離がぐっと近くなります。 - 音楽を、暮らしの中に
好きな曲を部屋で流すだけでなく、一緒に歩く帰り道に口ずさんだり、街で流れてきた曲に「この曲、知ってるね!」と声をかけたり。ふっと流れてくる音楽に耳を傾けられる「アンテナ」が育つと、「この曲、弾いてみたい」という気持ちが、ふいに生まれることがあります。 - 「聴いて!」と言われたら、体ごと向いて聴く
手を止めて、体ごとお子さまのほうに向いて、心から聴いてあげてください。5分もかかりません。たった1、2分です。「聴いてくれる人がいる」という喜びが、次の「弾きたい」につながっていきます。
どれも、今日からすぐにできることばかりです。「練習させる」かわりに、「弾きたくなる場所をつくる」。そんな気持ちで、試してみてください。
次回のご案内 自分から弾きたくなる瞬間は、こうして生まれる
次回は、子どもが自分から「弾きたい!」と感じる瞬間が、どんなふうに生まれるのかを、レッスンでの関わりと一緒にお話しします。どうぞお楽しみに。
「練習させなきゃ」と一人で抱えこまずに、どうぞ気軽にご相談ください。体験レッスンでは、お子さまの様子を見ながら、ゆっくりお話を伺います。
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