こんにちは。川崎市多摩区中野島・登戸のピアノ教室、北島りえピアノ教室の北島理恵です。
練習のことで悩む保護者の方に向けた連載、第3回です。前回は、「練習させなきゃ」を手放していい理由と、おうちでできる環境づくりについてお話ししました。今日は、子どもが自分から「弾きたい!」と感じる瞬間が、どんなふうに生まれるのかをお伝えします。
目次
- 「弾きたい!」は、ある日ふっと芽を出します
- 中野島のピアノ教室で出会う、「弾きたい」が生まれる瞬間
- 好きな曲に出会って、変わっていった小学生の生徒さん
- おうちで、その瞬間を見つけたら
- 次回のご案内
「弾きたい!」は、ある日ふっと芽を出します
「弾きたい!」という気持ちは、まわりの大人が引っぱり出すものというより、お子さまの心の中から、ある日ふっと芽を出すものです。
その芽は、とても小さくて、見落としてしまいそうなくらいささやかです。でも、一度芽を出すと、子どもは驚くほどまっすぐに、ピアノへ向かっていきます。
中野島のピアノ教室で出会う、「弾きたい」が生まれる瞬間
毎日のレッスンの中で、私は子どもたちの「弾きたい」が生まれる瞬間に、何度も立ち会ってきました。よく出会うのは、こんな場面です。
- 好きな曲に出会ったとき
知っている曲、大好きな曲だとわかった瞬間、目の輝きがぱっと変わります。 - 自分で選べたとき
「今日は何からやる?」と聞くと、子どもは自分で決めたことに、自然と力をこめて向かっていきます。 - 耳で見つけられたとき
聴いた音を当てられた、まねして弾けた。自分の耳で見つけた音は、子どもにとって大きな宝物になります。 - 「聴いて!」に応えてもらえたとき
弾いた音を、誰かが体ごと向いて聴いてくれる。その喜びが、次の「弾きたい」を連れてきます。
好きな曲に出会って、変わっていった小学生の生徒さん
小学校中学年の生徒さんのお話です。体験レッスンに来てくれたとき、その子はすでに、大好きなK-POPの曲を耳でコピーして弾いていました。
入会してからしばらくは、教材の曲から始めていました。レッスンではすぐに弾けてしまうほど。始めた頃はおうちでもよく弾いていたようですが、少しずつ、ピアノに向かう時間がゆるやかになっていったようでした。
そこで、好きな曲を弾くことにも取り組んでみることにしました。選んだのは、今どきのランキングに入るような人気の曲。その日のレッスンでは、いつもより前のめりになって、ドレミで音を言いながら、歌詞を口ずさみながら、あっという間に8小節を弾けるようになりました。
次のレッスンでは、「弾けるようになったよ」と、うれしそうに聴かせてくれました。YouTubeの音源に合わせて弾いてみたり、聴いた音を当てるクイズに挑戦したり。「わかんないよ」と言いながらも、10回も聴かないうちに、ちゃんと当ててくれました。
今では、「次はこの曲を弾きたい」と、自分から次々に提案してくれます。おうちでピアノに向かう時間も、ぐんと増えました。そして、好きな曲と一緒に、教材の曲にも前向きに取り組むようになっています。
「弾きたい」の芽は、その子の中に、最初からちゃんとありました。好きな曲が、その芽を開くきっかけになったのです。
おうちで、その瞬間を見つけたら
おうちでも、「弾きたい」の芽は、ふとした瞬間に顔を出します。鼻歌を歌っていたり、テレビから流れてきた曲に反応したり、「この曲、弾けるかな?」とつぶやいたり。
そんな瞬間を見つけたら、「いいね、弾いてみたら?」「その曲、好きなんだね」と、うれしい気持ちをそのまま伝えてあげてください。保護者の方が喜んでくれることが、お子さまにとって、何よりの追い風になります。
弾きたい曲が見つかったら、どうぞレッスンでも教えてくださいね。一緒に、その曲を弾ける形にしていきましょう。
次回のご案内 「練習したの?」の代わりにかけたい、おうちのことば
次回は、毎日の中ですぐに使える、「練習したの?」の代わりにかけたいおうちのことばを、ご紹介します。どうぞお楽しみに。
お子さまの「好き」や「弾きたい」について、気軽にご相談ください。体験レッスンでは、お子さまの様子を見ながら、ゆっくりお話を伺います。
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