中野島のピアノ教室|「やめたい」と言われたときに、親ができること

中野島のピアノ教室 ブログ ひざを抱える女の子の背中に、お母さんがそっと手を添える水彩イラスト

こんにちは。川崎市多摩区中野島・登戸のピアノ教室、北島りえピアノ教室の北島理恵です。

練習のことで悩む保護者の方に向けた連載、第5回です。前回は、「練習したの?」の代わりにかけたい、おうちのことばについてお話ししました。今日は、お子さまから「ピアノ、やめたい」と言われたときに、保護者の方にできることをお伝えします。

目次

目次

  1. 「やめたい」と言われたら、まず気持ちを受けとめる
  2. 「やめたい」の奥にある理由を、一緒に探す
  3. まずは、今の先生に相談してみてください
  4. 中野島のピアノ教室で出会った、ある親子の変化
  5. やめる選択も、大切にしていい
  6. 次回のご案内

「やめたい」と言われたら、まず気持ちを受けとめる

お子さまから「やめたい」と言われると、保護者の方の心は、ざわっと揺れますよね。「せっかくここまで続けてきたのに」「もう少しがんばってほしい」。そう思うのは、お子さまのピアノを大切に思っているからこそです。

そんなときは、まず「そう思ったんだね」と、お子さまの気持ちをそのまま受けとめてあげてください。続けるか、やめるか。その結論は、ゆっくりで大丈夫です。気持ちを受けとめてもらえたという安心が、お子さまが本当の思いを話せる土台になります。

「やめたい」の奥にある理由を、一緒に探す

「やめたい」ということばの奥には、いろいろな気持ちが隠れていることがあります。

  • 今弾いている曲に、気持ちが向いていない
  • 難しいところが続いて、自信が小さくなっている
  • 学校や習い事が忙しくて、少し疲れている
  • ほかに、夢中になっていることがある
  • 「練習しなきゃ」が、重たく感じられている

「最近のピアノで、どんなところが大変?」「どんな曲なら弾いてみたい?」と、一緒に探すつもりで聞いてみてください。理由は、ピアノそのものより、今の状況のほうにあることも多いものです。

まずは、今の先生に相談してみてください

理由が見えてきたら、ぜひ今通っている教室の先生に相談してみてください。弾く曲を変えてみる、進め方を変えてみる、レッスンの時間を見直してみる。ほんの少し何かが変わるだけで、お子さまの気持ちが、ふっと動き出すこともあります。

先生も、お子さまのピアノを大切に思っている一人です。保護者の方と先生が一緒に考えることで、お子さまにとっていちばんよい道が、きっと見えてきます。

中野島のピアノ教室で出会った、ある親子の変化

私の教室に移ってきてくれた生徒さんのお話です。

以前は、「弾かなきゃ」「練習させなきゃ」と、親子で一緒に一生懸命がんばっていたそうです。教室では、まず、その子自身の「弾きたい」という気持ちを大切にすることから始めました。

すると、少しずつ、その子の中に「弾きたい」が育っていきました。そしてある日、気づけば、誰に言われるでもなく、自分ひとりでピアノに向かうようになっていたのです。今では、毎日自分で練習しています。

保護者の方は、その姿を「奇跡のような感動です」と話してくださいました。そして、「もう、親が立ち入らなくてもいいんだ」という安心感。お子さまの成長を、心から喜んで見守れるようになった、と。

「弾きたい」という気持ちが育つと、親子の関係まで、こんなにやわらかく変わっていくのだと、私自身も胸がいっぱいになりました。

やめる選択も、大切にしていい

いろいろ考えて、それでも「やめたい」という気持ちが変わらないこともあります。そのときは、やめる選択も、どうぞ大切にしてあげてください。

「好き」の気持ちを大切に残したまま、いったんピアノから離れることも、ひとつの道です。音楽を好きな気持ちがあれば、いつかまた、ピアノに戻ってくる日がきっと来ます。大切なのは、ピアノを続けることそのものより、お子さまが「好きなことがある人生」を歩んでいけることだと、私は思っています。

次回のご案内 先生とおうちが手をつなぐと、子どもはぐんと伸びる

次回は連載の最終回。先生とおうちが手をつなぐことで、子どもがどう伸びていくのかをお話しします。どうぞお楽しみに。

「やめたい」と言われて迷ったとき、ひとりで抱えこまずに、どうぞ気軽にご相談ください。体験レッスンでは、お子さまの様子を見ながら、ゆっくりお話を伺います。

こんなお話も書いています。

「練習しない」の奥にある、子どもの本当の気持ち

「練習したの?」の代わりにかけたい、おうちのことば

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