目次
〜親子で楽しく寄り添う工夫〜
前回は「おうち練習に頼らないレッスン」の考え方についてお話しました。
今回は、 おうちの方が安心して寄り添える工夫 についてお伝えします。
「やらせなきゃ」の気持ちを手放す
「練習しないとついていけないのでは?」
「弾かせないと怒られるのでは?」
そう思ってしまうと、ピアノが“義務”になってしまいます。
でも、2〜3歳のお子さんにとって、ピアノはまだ 遊びと学びの境界にある時間。
無理にやらせるよりも、「楽しく取り組めた」ことが何よりの経験になります。
親子でできる“ちょこっと音楽”
おうちでできるのは、長い練習ではなく「ちょこっと音楽」。
- 一緒に歌う
- 音楽に合わせて体を揺らす
- 鍵盤を一音だけ鳴らす
これだけでも十分。
大切なのは「できた!」より、一緒に「楽しかったね!」という気持ちです。
「見守る」ことが一番のサポート
子どもは「自分からやってみたい」と思ったときに大きく伸びます。
そのために大切なのは、おうちの方が「ちゃんと見てるよ」と感じられる温かな見守り。
「いい音だね」「楽しそうだね」と笑いかける。
そんな言葉をかけてもらうだけで、子どもは安心して挑戦できます。
先生と一緒に伴走する安心感
もちろん、レッスンではお子さんの様子を丁寧に見ていきます。
おうちの方にお伝えする時間もより大切にしていきたいと思います。
親子だけで抱え込まずに、先生と一緒に伴走できるのが、ピアノ教室の良さ。
マンツーマンで、関わり続ける唯一無二の習い事、濃く長い関わりの機会ではないかと思います。
まとめ
- 「やらせる」より「楽しむ」ことが大切
- おうちでは”一緒に楽しむ音楽”で十分
- 見守りの眼差しが子どもの安心につながる
- 教室と家庭が一緒に伴走するから、続けられる
ピアノは、練習だけでは育てられない「心の力」を育みます。
おうちの方が安心して寄り添えるよう、これからも一緒に工夫を重ねていきたいと思います。
♪次回は、「ピアノを通じて広がる創造力」についてお話していきますね。