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音楽を通して、相手の気持ちに寄り添える子に
前回は「創造力」についてお話しました。
今回は、ピアノレッスンを通して自然と育っていく 共感力 についてご紹介します。
共感力とは?
共感力とは「相手の気持ちを感じ取って、思いやる力」のことです。
幼児期から育まれるこの力は、人間関係を築くうえでとても大切な土台になります。
「相手の気持ちを考えられる子」
「友達と仲良くできる子」
そんな姿を想像すると、ママにとっても安心できますよね。
音楽は気持ちを伝える“ことば”
音楽には、ことば以上に感情を伝える力があります。
たとえば、同じメロディーでも、
・やさしく弾くと「嬉しい気持ち」
・強く弾くと「怒った気持ち」
に聞こえることがあります。
レッスンでは「この音はどんな気持ちかな?」と一緒に考える場面があります。
子どもたちは自然と「音で気持ちを感じる」体験を積み重ねていくのです。
一緒に演奏するから育つ思いやり
先生と手を合わせてリズムをたたく、連弾で同じ曲を奏でる…。
相手の音を聴きながら一緒に合わせる経験は、協調性と共感力を養います。
「先生の音を聴いて合わせよう」
「友達と一緒に弾くと楽しい!」
こうした体験を重ねるうちに、子どもは相手を思いやる気持ちを自然と身につけていきます。
共感力は安心感にもつながる
「自分の気持ちを聴いてもらえた」
「相手の気持ちもわかった」
そうした小さなやりとりの積み重ねが、子どもにとって大きな安心感になります。
安心できるからこそ、人に寄り添えるようになる。
ピアノレッスンは、そんな優しい循環を生み出す場でもあるのです。
まとめ
- 共感力は、相手の気持ちを理解し思いやる力
- 音楽は「気持ちを伝えることば」だからこそ育ちやすい
- 一緒に演奏する体験が、協調性や思いやりを育む
- 共感力は安心感の中で少しずつ伸びていく
ピアノを学ぶことは、ただ音を出すだけではなく「心と心をつなぐ力」を育てることでもあります。
お子さんが音楽を通して、人の気持ちに寄り添えるやさしい心を育んでいけますように。