第4回:感性と一緒に育つ集中力と共感力

〜ピアノを通して「聴く力」と「人を思いやる力」を育てる〜

 集中力は少しずつ育つ

幼児期の子どもにとって、長時間じっと座って弾くことは大変です。

だからレッスンでは、「短い集中でもOK」という考えでスタートします。

  • 1分だけ音をよく聴く
  • 2〜3回リズムを合わせてみる
  • 自分の音に気づいたら褒める

少しずつ回数や時間を増やしていくと、自然に集中力が育っていきます。

無理に長く座らせるのではなく、楽しみながら体験することがポイントです。

聴く力=感性を磨く第一歩

集中して耳を澄ます体験は、感性を育てる大切な時間です。

  • 「高い音と低い音、どっちが大きいかな?」
  • 「この音は雨みたい?それとも風みたい?」

音をただ弾くだけでなく、感じながら聴くことで、子どもは自然に音楽をイメージする力を身につけます。

これが表現力や創造力の土台になるのです。

共感力もピアノで育つ

ピアノレッスンは、一人で弾くだけの時間ではありません。

先生やお友達と一緒に音を合わせることで、相手を感じる力=共感力も育ちます。

  • 「先生の弾く音はどんな気持ちかな?」
  • 「お友達のリズムに合わせるにはどうする?」

こうした体験を通して、子どもは「相手の気持ちを感じる力」を少しずつ学んでいきます。

 自分の音で伝える楽しさ

感性や共感力が育つと、子どもたちは自分の気持ちを音で表現する楽しさにも気づきます。

  • 「ここは嬉しい気持ちで弾こう」
  • 「この部分は静かに、しっとり表現してみよう」

演奏は競争ではなく、自分の気持ちを音で伝える時間。

その楽しさを経験することで、子どもはもっとピアノを好きになります。

今日のまとめ

  • 幼児期の集中力は「短い時間から」育てる
  • 音を感じながら聴くことで感性が磨かれる
  • お友達や先生との関わりで共感力が育つ
  • 自分の気持ちを音で表現する楽しさが、自己肯定感を高める
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