第6回:ピアノで育む自己肯定感

〜「できた!」の体験が心を育てる〜

自己肯定感って何?

自己肯定感とは、「私はこれで大丈夫」と自分を認められる力のこと。

幼児期から小学校低学年にかけて、この力の土台が育ちます。

自己肯定感は、挑戦する力や人との関わり、心の安定にもつながる、大切な力です。

ピアノレッスンでの小さな成功体験

レッスンでは、子どもたちが少しずつ成功を積み重ねられるよう工夫しています。

  • はじめて「ド」の音が鳴らせた
  • 先生と一緒にリズムが合った
  • 1曲を最後まで弾けた

こうした経験を通して、「やればできる」「できたから嬉しい」という感覚が芽生えます。

これが、自己肯定感を育てる第一歩です。

 正解がひとつではないからこそ

音楽には正解がありません。

同じ曲でも、明るく弾く子もいれば、しっとり弾く子もいます。

どちらも間違いではなく、それぞれの表現が「その子らしさ」です。

「自分の音でもいいんだ」と感じられることが、子どもに安心感と自己肯定感を与えます。

認めてもらう体験の大切さ

もちろん「すごいね!」と褒められるのは嬉しいことです。

でもそれ以上に大切なのは、子ども自身の音や表現をそのまま受け止めてもらうことです。

  • 「この音は雨みたいだね」
  • 「やさしい音に聞こえたよ」

レッスンの中で「あなたの音を先生が聴いているよ」と伝えることが、心の支えになります。

 今日のまとめ

  • ピアノは小さな成功体験の積み重ねの場
  • 正解がひとつでないから、自分らしさを大切にできる
  • 音を通して認められる経験が、自己肯定感の土台になる

☆ピアノのレッスンは、ただ弾く練習ではなく、子どもたちの心を育てる時間でもあります。

「できた!」の瞬間を一緒に喜び合いながら、自己肯定感を育てる体験を積み重ねていきたいですね。

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