「あ!楽しい!」と心から思える瞬間に出会ったとき、人は自然と続けたくなります。
それは子どもだけでなく、大人の私自身がいま体感していること。
ポピュラー音楽コード奏法奏法に出会い、楽譜通りに弾く練習ではなく、「どう弾いたらイメージに近づけるかな?この音はどんな機能としてここにあるのかな?」と考えながら音を考えて紡ぐ時間。
楽譜に書かないことも多いので、1回1回違う演奏が生まれる楽しさ。ドキドキ感。
気がつけば、ピアノに向かうのが待ち遠しくて仕方ない自分がいました。
この心の震えを、私はぜひ子どもたちにも味わってほしいと思っています。
楽しいから“やりたい”が生まれる
「練習しなさい!」と言われてするのではなく、
「やりたいから弾く」という気持ちでピアノに向かえること。
この姿勢は、大人になってからも続けられる“好き”の土台になります。
楽しさがあるからこそ、自分でピアノを弾きたくなる。
この流れこそ、学びの一番の原動力です。
先生がワクワクしているからこそ
子どもたちは、大人の表情や雰囲気にとても敏感です。
先生が「楽しい!」と本気で感じていると、その気持ちは自然に伝わります。
逆に「やらなきゃ」と思いながら教えていると、子どもも同じ気持ちになってしまう。
だからこそ、今の私が感じているワクワクを隠さずに伝えることは、レッスンの大切な一部だと考えています。
音楽は競争じゃない
「誰よりもうまく弾く」ことがゴールになると、苦しさに変わることがあります。
でも音楽は、本来は心を自由にするもの。
「どんな音が出したい?」
「どんな気持ちを音にのせたい?」
そんな問いかけをしながら、子どもが自分らしい音を見つけていくこと。
そこに“表現する楽しさ”があって、ワクワクの循環が生まれます。
ワクワクが広がる教室でありたい
子どもたちが「楽しかった!」と感じて帰っていくと、その気持ちはおうちにも広がります。
お母さんやお父さんに聴かせたくなる。
妹や弟に「一緒に歌おう!」と誘う。
音楽の楽しさは、人から人へ伝わり、家庭全体を明るくしてくれます。
教室から生まれるワクワクが、子どもを中心に広がっていく様子を想像すると、本当にうれしくなります。
まとめ
- 楽しいからこそ「やりたい」が自然に生まれる
- 先生のワクワクは、子どもたちにまっすぐ伝わる
- 音楽は競争ではなく、心を表現する場
- ワクワクは家庭や周りにも広がり、連鎖していく
私はこれからも、子どもたちと一緒に“音楽って楽しい!”を分かち合いながら、ピアノ教室をワクワクで満たしていきたいと思っています。
