「やりたい!」の気持ちが、成長を加速させる

目次

4枚も選んだ!“やりたい”があふれた瞬間

カードを見て音の高さを言う活動をした日のこと。

この活動がとっても得意な生徒さんは、あっという間にクリア!

私は「じゃあ、もう一枚だけ難しいのを挑戦してみようか?」と声をかけました。

するとその生徒さんは、にっこり笑って「4枚やりたい!」と、自分から次々とカードを選び始めたのです。

その姿に、思わずこちらも笑顔。

「やらなきゃ」ではなく、「やりたい!」という気持ちが全身からあふれていました。

「やりたい!」は、学びのエンジン

この“やりたい”という感情こそ、子どもの成長を一気に加速させる力です。

誰かに言われたからやる、ではなく、

「自分で選んで挑戦した」経験は、心に大きな自信を残します。

ピアノのレッスンでは、正解を教えることよりも、

「自分で気づいた」「自分でできた」その瞬間を何より大切にしています。

脳も心も動く、「主体的な学び」の瞬間

子どもが「やってみたい!」と思った瞬間、

脳の中ではやる気や集中を司る部分が活発に働き始めます。

実はこの時、学びは「教えられるもの」から「自らつかみ取るもの」へと変化します。

“やらされる学び”ではなく、“自分発信の学び”。

それが、長く続く力を育てるカギなのです。

ピアノは「やりたい」を育てる習いごと

ピアノを弾くことは、単に指を動かす練習ではありません。

「音を感じたい」「もう少しできるようになりたい」

そんな気持ちの積み重ねが、表現力や集中力、自己肯定感を育てていきます。

子どもが自分から動き出す瞬間を見逃さず、

その意欲をしっかり受け止めてあげること。

それが、レッスンの中で大切にしていることのひとつです。

小さな“やりたい”が、明日の“できた!”へ

音の高さカードという小さな活動の中にも、

挑戦する心・達成感・自信、そして笑顔がありました。

今日もまた、教室の中でひとりの子どもの「やりたい!」が輝きました。

その瞬間に立ち会えることが、私にとって何よりの喜びです。

小さな「やりたい!」が、明日の「できた!」につながる。

そんな温かい循環が生まれる場所でありたいと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次