〜ピアノを通して芽生える“主体性”〜
「できるようになる」だけじゃない、ピアノの魅力
ピアノを習う目的は、ただ上手に弾けるようになることではありません。
レッスンの中で「やってみたい」「もう一回やりたい」と、自分の意志で動き出す――その瞬間が、子どもの心の成長を何よりも物語っています。
この“自分からやりたい”が、学びのすべての原動力になります。
「やりたい」は、自分を信じる力
「難しいのに、やってみたい!」
そんな気持ちは、挑戦する力そのもの。
成功するかどうかよりも、「自分ならできるかもしれない」と思えることが大切です。
レッスンでの小さな挑戦が積み重なると、子どもたちはいつの間にか、自分を信じる力を手に入れていきます。
「やらされる」では育たない感性
感性や創造力は、“好き”の中でしか伸びません。
だからこそ、レッスンでは「やらせる」のではなく、「やりたくなる」仕掛けを大切にしています。
「音を探してみようか」
「どっちが高い音かな?」
そんな小さな問いかけが、子どもの探究心をくすぐり、自然と集中が生まれます。
「やりたい!」が出てきたときこそ、チャンス
やりたい気持ちが芽生えた瞬間は、ぐんと伸びるチャンス。
その気持ちを受けとめ、行動につなげてあげることが、講師の大切な役割です。
4枚も選んで挑戦したあの瞬間――
“やりたい”という小さな炎が、ぐんぐんと大きく育つ音が聞こえるようでした。
「やりたい!」を支えるレッスンで
ピアノを通して育つのは、音感だけでなく、自分を動かす力。
「やりたい」と思える心を、安心して発揮できる場所でありたい。
そんな想いで、ひとりひとりの“芽”を見つめながら、今日もレッスンをしています。
